1949-05-31 第5回国会 衆議院 商工委員会 第25号
銅の價格におきましては生産者價格と生産原價、それから外國品のCIFプライス、それから日本の銅のFOBプライス、それから現在の消費者公定價格、相当の段階で相違がございます。つまり生産者價格が一番高くて輸入價格が約十四万円、それから輸出採算点が約十一、二万円、消費者價格が十万七千円、こういうふうなことになつております。これは價格差補給金をもつて今日の消費者價格をまかなつております。
銅の價格におきましては生産者價格と生産原價、それから外國品のCIFプライス、それから日本の銅のFOBプライス、それから現在の消費者公定價格、相当の段階で相違がございます。つまり生産者價格が一番高くて輸入價格が約十四万円、それから輸出採算点が約十一、二万円、消費者價格が十万七千円、こういうふうなことになつております。これは價格差補給金をもつて今日の消費者價格をまかなつております。
○油井賢太郎君 先程大藏大臣のお言葉の中に、嗜好品の煙草であるから外國品も繰入する計画を考えておるというようなお話がありましたが、実は「國会煙草の会」というのを結成されておつて、衆議院も参議院も、相当の職員がこれに参加しております。最も最近関心を持つておりますのは、いわゆる外國の煙祭の葉が輸入されて、日本の煙葉が衰亡を來すのではないかということを、非常に懸念されております。
それから第二番目の御質問に対しましては、おそらく御質問のございましたものは輸出品に対します輸出檢査の問題だと存じますが、これは外國品と競爭しなければならないという非常に冷酷なと申しますか、嚴酷な競爭に打勝たねばならないという一つの現象が、非常に好ましくない現象ではございますが、それが起つたのではないかというふうに感じております。
もしも日本にそういう一つの紳士的なものがないとすれば、結局外國品に頼つて、紳士的な顏をすることになる。私はタバコの知識はありませんが、今は進駐軍や外國のタバコを吸つてはいかぬ、買つてはいかぬということもあるらしく聞いております。日本政府がそういう高級タバコをこしらえないならば、そういうものにあこがれると思うし、今度生れる文化的な日本人とすれば、そういう外國製品にあこがれて行く。
一部分の論者の言うごとく、徒らに安い値段で生産品を輸出し、高い相場で外國品を購入しておるではないかという批評もあります、併しながら外國品が高く付くのは、我が國の貨幣價値が低落しておる結果であり、物が高く賣れないのは、國内の生産費が今日の経済状態から言つて、これ以上低くは切り下げられないという條件から生じておるのでありまして、かような状態は、経済再建事業が緒につくに從つて漸次是正せられることと期待いたしております
而も戰前におきまする中小工業の分野はどうであるかと申しますると、食糧にいたしましても、或いは鉄鋼にいたしましても、或いはゴムにいたしましても、石油にいたしましても、これらの資源というものを獲得いたしまするには、戰前におきまして外國品輸入いたしまして、綿花でありまするとか、或いはその他の外國品を輸入いたしまして、そうしてこれを加工して再輸出をして初めてこれを間に合せておつたのでありまして、それらの戦前
のみならず、これをさらに擴張いたしまして、たとえば國産品と外國品との間に混合率をきめる。たとえばパンについて、外國の小麦と國内の小麦とを何割にしなければならないというような、そういう制度をつくつて、これによつて間接に國内の産業が保護されるというような場合には、内國品待遇に對する違反であるというので禁止しようというような規定が採用されております。
最後に少し申し上げたいと思いまするが、かようにして中小企業の振興、これは國家の廣汎なるところの要請でありまして、業者みずからも一大反省をしなければならないのでありまするが、こうした輸出工業にして進出いたしていきまする上には、製品といたしましても外國品に劣らぬものを十分つくらなければならぬ。優秀にして廉價しかし、これはいわゆるチープ・レーバーを意味しているものではありません。